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 * ArmUZK - Keyboard & Mouse extender UZK on LPC214x
 *   by uratan! 2008.12.16
 *     revised 2012.7.5
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ArmUZK 基板と回路

ArmUZK 基板の回路図はこちらです。

ターゲットチップにはコストをにらんで搭載メモリの小さい LPC2141 を 採用しました。 従来の EZ-USB 版 UZK と同じく、両サイドはフォトカプラにて 絶縁してあります。
フォトカプラ周りの定数が EZ-USB 版と変っていますが、あまり深い意味は ありません。I/O のドライブ能力が強くなったため変えてみました。 しかし通信速度的には前の方がバランスがよさそうに思えます。
LPC214x は「電圧低下検知回路」に加えて「パワーオンリセット回路」も 内蔵しているように見える記述もマニュアルにあるのですが、 よく分からないのでリセット IC を採用しました。
また USB Pull-UP は I/O からの直接駆動でも動いたのですが、 スペック上ぎりぎりアウトなのでトランジスタ経由で駆動します。
2個のパスコンが 1uF ですがこれは気分です。

基板は 2枚セットで使用し、背中合わせにコネクタ接続して使用します。 ペアになる基板は、LED の色と、中継コネクタのオス・メスを変えて 組み立てます。

USB コネクタと、両基板をつなぐコネクタの足がむき出しにならないように、 ペアの基板をさらにカバー基板でサンドイッチする方式にしてみました。

サスペンドモードと消費電力

通常状態での消費電流は 36mA前後です。また USB サスペンドモード中は 3mA弱まで削減できました。

下図に、本回路での USB Suspend よりの復帰の様子を示します。 オシレータ関係の時間は若干ばらつくようです。


プリント基板エディタ PCBE と補助ツール

本基板のアートワークはフリーソフトのプリント基板エディタ PCBE で描きました。

いや PCBE は素晴らしいソフトウェアです。

PCBE の本体の機能が素晴らしいことはもちろんですが、さらに PCBE の データファイルはただのテキストファイルなのです。 なので、PCBE から GUI で扱いにくい描画・変更(たとえば まとめてレイヤーを移動するとか、アパーチャサイズを まとめて変更するとか、拡大縮小したいとか)を、テキストエディタや テキスト処理ツールでアシストすることも簡単です。

あんまり気に入ってしまったので、気合の入った補助ツールを GNU AWK で 書いてしまいました。 こちらに置いておきます。 00README.txt をご覧になって、自己責任にてお使いください。
    ( P板.com でも受理してもらえましたし)

[2012.7.5]
上記ツールは PCBE version 0.48 用です、現在は version 0.56〜 に上がってますので役目は終わりかな。  (「やり直し」もできるしいいぞ!)



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    my-PCBEFONT.DAT も使ってみました。


    uratan@miomio.jp
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