/*
 * 磁力式お絵かき帳を味わう
 *   by uratan! 2009.3.31
 *     revised 2011.11.23
 */

はじめに

いつも行くコンビニで、在庫整理品として寂しそうにレジ脇においてあった これを買ってしまったのが運の尽きでした。てっきり 昔ながらのビニールが密着する・しない方式だと思っていたら、 磁力で書く方式でした。



「これ おもしろい。いい!


というわけで、探究心に火がついてしまいました。

なお 試し書きは他機種のペンも使ってすべての組み合わせを試してます。
室温はたぶん 19℃、コロコロスタンプの速度はたぶん毎秒 5cmぐらい、 文字はフツーに書いたつもりです。

おえかきせんせい

写真を縮小したせいで描画面がグレーがかって見えますが、実物はかなり 白いです。ただしセルの線は目立ちます。
ペンを走らせる速度にかなり影響をうけ、ゆっくりだと黒い粉が 集まりすぎて隣のセルと切れてしまったりします。
この機種の、ペンだけが、本体に"パチンと はまらない方式"です。
3つとも、装置下にあるつまみで 描画面背面に設置されたバー状の磁石を 動かすことで消去するんですが、感度が高いせいもあって 1ストロークできれいに消えます。




2カラーせんせい

写真を縮小したせいで描画面がグレーがかって見えますが、実物はかなり 白いです。ただしセルの線は目立ちます。
磁石ペンに対する感度が低めで、付属のペン・スタンプ以外ではちょっと苦しそう。 (黒ペンは上のおえかきせんせいのものと同じ特性のようです)
これも「おえかきせんせい」同様 ペンを走らせる速度に 影響をうけますが、感度が低いことで やや ましになってます。
カラーチェンジスタンプで「なでる」ことで、既に書いた絵の色を 黒→赤に変えたり、赤→黒に変えたり出来ます。




アンパンマンのたのしいらくがき教室

写真のフォーカスが甘いわけではないはずなのですが、ご覧のとおりです。
描画面はややグレーですが、分解能が細かい。 粒子が X-Y 方向に移動しにくい点も手伝っていい感じです。
消去レバーのバー磁石は つまみ回転方向の遊びが大きく、 斜めになって収まりが悪いです。(ひねればきちんと収まります)
ペンは両切りで、細・太が選べますが、上 2機種では仕込んであったペン先バネは これにはありません。




まとめ

大人としては分解能の高い「たのしいらくがき教室」がいいですね。 水墨画調の書き味・出来になります。
子供としては磁石感のあふれる「おえかきせんせい」も捨てがたい。 (せんせいは 1977年の生まれだそうですが、ぜんぜん知りませんでした)
そしてなんといっても「2カラーせんせい」の2色はムチャムチャ楽しい。 カラーチェンジスタンプでなでるとホントに色が変わります。
どれもペンを寝かせて磁力を加減するとまた書き味が変わります。
各メーカー様、ぜひ事務用品としての商品化をお願いします。(電車で持ち運べること・コピーが取れること・部分消去ができること・磁気カードを消さないこと)

各お絵かき帳の比較 (数値はだいたい、です)
  おえかきせんせい
タカラトミー
2カラーせんせい
タカラトミー
たのしいらくがき教室
アガツマ
外形寸法 横45cm×縦32cm 横45cm×縦32cm 横42cm×縦32cm
描画面サイズ 横265mm×縦198mm 横265mm×縦198mm 横255mm×縦185mm
描画面色 かなり白い かなり白い ややグレー
描画面表面 つや消し つや消し つるつる
もち手 なし あり あり
紐用の穴 あり あり なし
描画方式 磁性体ゲル封印方式? 磁性体ゲル封印方式? マイクロカプセル方式
色数 単色(黒) 2色(黒・赤) 単色(黒)
DC 感度 高? 低? 中?
AC 特性 よう (速め?) わか (かなり遅め?) らん (やや遅め?)
その他付加機能 ころころスタンプ
(補修部品完備)
カラーチェンジスタンプ
(補修部品完備)
アンパンマンの
顔スタンプ






これが「紐用の穴」です。


    uratan@miomio.jp



気になる・・       事務用品タイプ 出た
upward