/* * UZK - Keyboard & Mouse extender by USB * (aka EZK on USB) * by uratan! 2004.7.24 */
UZK の回路図はこちらです。 MINI EZ-USB 同士をフォトカプラ経由で UART にて結んで、モニター用の LED と プログラムを納めるシリアル ROM を載せただけの単純な構成です。 ご覧のように同じ回路が 2つ載った対称な構造になっています。
フォトカプラにて絶縁したわけは、接続する 2つの PC の、いろいろな状態を 気にしたくなかったためです。
なお、必要な部品はすべて 秋月電子通商にて購入いたしました。例によってOLIMEXにて 基板をおこしてしまいました。パターン設計は PCBにて行っています。
オリジナルの MINI EZ-USB の回路では、AN2131SC LSI を USB の Suspend モードにできない仕様になって います。そのため、サスペンドした PC に WakeUp 信号を送って起こすことが できません。なので、 こちらの回路図の様に改造します。 (オプティマイズ様、どうぞお許しを)
※ この機能が必要なければ改造も必要ありませんし、 EZ-USB のプログラムは この改造がなくても変更なしで動作します改造はプリント基板のパターンにより GND に固定してある WAKEUP ピンを GND より切り離し、相方の MINI EZ-USB よりやってくる UART の信号を つなぐためにコネクタに引き出します。
PC5 ポートとコネクタを共有する形になりますが、 PC5 ポートを入力にしている限りは影響し合わないはずなので そのように注意して使用します。
- やり方1: MINI EZ-USB の基板のパターンをカットする方法
MINI EZ-USB を作成するまえに、プリント基板に手をいれます。
カッターなどでパターンの剥がしたい部分の両端に 2個所切れ目を入れ、 パターンの剥がしたい部分をハンダコテであぶって、接着剤をバカにして パターンを剥がします。
カッターで切れ目をいれる際には、勢い余って周りのパターンをキズ付けない ように注意してください。カッターの刃を基板に押し込むようにするとうまく いきます。
基板に LSI をハンダ付けした後に、ジャンパ線を飛ばして完了です。 (以下、写真をクリックすると拡大写真を表示します)
- やり方2: AN2131SC の足を持ち上げる方法
MINI EZ-USB を作成する際に LSI のピンを持ち上げておくか、 作成したあとに LSI のピンを持ち上げて、空中配線します。
ハンダコテで浮かせたい足のハンダをあぶりつつ、 上の写真のようなデザインナイフの刃を、LSI のピンの間に差し込んで、 こじるようにして足を持ち上げます。(ムービーでも公開できるといいんですが、 一人だと作業しながらの撮影ができません)
接続する 2つの PC の、いろいろな電源状態の組合せを気にしたくなかった ためにフォトカプラにて絶縁したのですが、このプリミティブなフォトカプラ、 本回路では以外と伝播が遅いようです。(使い方が悪いせいもあるのでしょう)
もともと 9600bps ぐらいで通信できればいいと考えていたので まあよいのですが、14400bps あたりが限界のようです。
(2012.5.18) いろいろと方法はあるようで… 汎用 4 ピンフォトカプラを使った MIDI 入力 ← @archive.org
受信側の 9600bps でのキーイベントの中継のようす
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これから MINI EZ-USB を作るところ