#################### 第二話: 開発環境

とにもかくにも、「トランジスタ技術」に載った、"動くマイコンシステム"
と言う記事をもとに設計をはじめたのは、確か高校1年のときだったと思う。

XENON-80 CPUボード
	Z-80 4MHz noWait
	64KByte DRAM
	4KByte ROM
	2BitのOUTPUT PORT(ROM,VRAMのバンク切り替え用)

一方、僕の武器は、たったこれだけだ。

	1.テスター
	2.「I/O」、「RAM」、「トランジスタ技術」などの雑誌
	3.富山無線パーツと若松通商
	4.TK-80BS+ROMライタ+1ラインアセンブラ+精工舎GP-80M
		(TK-80は市販のZ-80ボードに交換済、外部記憶はもちろん
		1200ボーのカセットテープ)
	5.雑誌「I/O」に載っていたPC-8001全回路図
	6.PC-8001のROM、キャラクタジェネレータの内容(計26kByte)
		(PC-8001を持っていた友達にお願いしてLSIを借り受け、BSで読み込んだ)

(5.と6.は特に強力だ! XXで98互換器開発にかかわった人ごめんなさい)

高校生だった僕にとっては、本当にできるかどうかもわからないのに
64kBitDRAM8個で1万円でも結構ハイリスクであった。



XENON-80 CPU board




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