#################### 第四話:

とまあ、あれやこれやでXENON-80 VRAMボード、XENON-80 I/Oボードはあっと言う間に
できあがって、ハードウエアはPC-8001を追い抜いてしまった。

XENON-80 VRAMボード
	80x25,40x25,80x20,40x20キャラクタ表示
	ビデオRAM 4kByte
	キャラクタジェネレータ 4kByte
		(1キャラクタにつき1Byteのコード領域と1Byteのアトリビュート領域を持ち、
		文字毎のフォアグラウンドカラー、バックグラウンドカラーが指定可能、
		PC-8001相当のセミグラフィックも可能)

XENON-80 I/Oボード
	セントロニクス・プリンタインターフェース
	フルキーボードインターフェース
		(日立ベーシックマスターLevel3のキーボードを使用)
	1200bps,3200bps切り替え式カセットテープインターフェース
	リアルタイムクロック

一方ソフトウエアの方はというと、
	フルキーボードのマトリクス→コード変換
	1文字入力(プログラマブルファンクションキーも使えたで)
	1文字出力(ちゃんとスクロールもするで)
	ファイル名付きのカセット入出力
	おまけにPC-8001式のスクリーンエディット付き1行入力
などのBIOSをベースに、ダンプメモリ、チェンジメモリなどおおよそ20個の
コマンドを持つモニタまでは順調にできあがった。(サイズはROM1個に納まる
4kByte弱であった)

その後「ASCII」に掲載されたPC-8001用の統合開発ツール"PROT"(PROgramingTool
・すなわちエディタ付きアセンブラ・逆アセンブラ)を移植してXENON-80開発の
第一フェーズはとりあえず終了し、受験勉強にいそしむ日々へと突入していった
のであった。



XENON-80 IO board & keyboard





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