#################### 第七話: oxygen09

XENON-80と言う命名を大変気にいっていたのだけれど、高校時代の友人田畑に、
"どこのパソコン互換性のない独自のマイコンだからXenonなのかい?"という
コメントがひっかかっていた。次に作るマイコンの名前はおのずと決まっていたのだ。

	"なんとでも化合するoxygenにしてやろうじゃない!"

フルカラーグラフィックターミナル "oxygen09"
	320x200ピクセルx4096色
	MPU 68B09 2MHz
	ROM 16kByte
	RAM 16kByte
	I/O RS-232C 2回線
	ビデオRAM 128kByte

	MPUバスサイクルと、VRAMリフレッシュサイクルを完全分離
	連続アドレスの2Byteが1Pixelをあらわす。(専門用語でパックトピクセル?)
	RGBに各4Bit使い、余った4Bitを描画許可/禁止ビットとした。
		(専門用語でZバッファ???)

	コントロールソフト4kByte(アセンブラソース13kByte)
	BASIC系のPSET,LINE,PAINTから抜け出せなかった。

oxygen09は、なかなかよくできたコンパクトなマシンになった。シリアル回線を
採用したため、XENON-80をはじめPC-9801、HC-20、UNIXマシンと接続した。ただし、
ビットマップデータを転送するとパフォーマンス不充分だった。

	* oxygen09の詳細をお知りになりたい方は、「トランジスタ技術」1990年3月号を
	ご覧ください。



oxygen09




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